すきま時間でながら体操

第1回

テレビを見ながら / テレビを見ながら

新連載の「ながら体操」は、日常生活の中で、すきま時間を利用して行う体操です。
今回は、テレビを見ながら、あるいはCMの合間にできる体操、洗濯物を干したり畳んだりしながらできる体操をご紹介します。

テレビを見ながら
  • 背もたれにもたれない おなかに力を入れる
    足先を伸ばしたり、引いたり

    足を床から上げて、ひざを伸ばした状態で、足先を遠くに伸ばしたり手前に引いたりしましょう。足首の柔軟性が高まり、歩くためのスネの筋肉や腹筋も鍛えられます。

  • 両手でひざを押し下げる かかとを上げてひざを押し上げる
    両手とひざの押し合いっこ

    両手でひざを押し下げる一方で、反発するようにかかとを上げ、ひざを押し上げましょう。ふくらはぎの筋肉が強化されます。

  • 腕を伸ばして大きく回す
  • リモコン操作で腕ぐるり

    リモコン操作をするときも、背筋を伸ばし、腕をぐるりと回してからボタンを押しましょう。肩周り(肩甲帯)の柔軟性が高まるだけでなく、姿勢の改善にもなります。リモコン操作も含め、反対側の腕でも行ってみましょう。

    ※周りの人や物に当たらないよう、確認して行ってください。

洗濯をしながら
  • 上半身をひねる
    体をひねって洗濯物を取る

    洗濯かごを自分の横に置き、上半身をひねって洗濯物を取りましょう。ひねることで体幹が鍛えられ、柔軟性も高まります。途中で洗濯かごを反対側に置いて、左右ともバランス良く行いましょう。

  • 上半身をひねる 腕を伸ばす
    腕を伸ばして洗濯物を干す

    物干し竿はできるだけ高めに設置し、腕を上に伸ばして洗濯物を干しましょう。肩周りのストレッチと筋トレになります。竿を高い位置に置けない場合は、竿から離れて腕を伸ばして干しましょう。

  • 物干し竿は高い位置に 腕を伸ばす
  • 洗濯物を畳むときもひねって伸ばす

    乾いた洗濯物を自分の斜め後ろに置いて、上半身をひねって取りましょう。畳んだら、自分から離れた場所に腕を伸ばして放射線状に置いていきます。肩周りのストレッチになるほか、いろんな角度に体をひねることで、くびれもできやすくなります。

腹式呼吸を意識して!

  • 吸う

    1
    鼻から大きく息を吸っておなかを膨らませる。

  • 吐く

    2
    口から息をゆっくり吐いておなかをへこませる。

体操中に息を止めると、ストレッチの効果が発揮されにくくなります。深い呼吸を心がけましょう。

監修

北里大学 医療衛生学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 教授 橋香代子:右 助教 河村晃依:左

北里大学

医療衛生学部
リハビリテーション学科
作業療法学専攻

教授 橋香代子:右
助教 河村晃依:左