あなたには嫌いな物、食べられない物、ありませんか?
たいていの場合、いくつか苦手な食べ物があるでしょう。「好き嫌いなく何でも食べられる」という方でも、毎日の食事の質、量ともにバランスがとれていると自信をもっていえるでしょうか。
ごはんと魚、野菜が中心だった日本人の食事は、1960年代頃から欧米化。摂取するエネルギー量やたんぱく質、脂肪の面からは栄養状態はよくなったといえますが、その反面、ビタミンやミネラル、食物繊維などは不足するようになりました。そうした傾向はここにきて、ますます強くなっています。
カロリーや脂肪のとり過ぎにつながりやすい欧米型の食事に加え、同じくカロリーが高く、塩分も多くなりがちな調理済み食品に頼ってしまったり、外食の機会が増えていることも、栄養過多、偏食に拍車をかけています。
朝食は抜きで、昼食は軽いもので簡単にすませ、夕食をたっぷりとるというように、1日の食事量の配分が偏っている食べ方、同じ調理法のものばかりで食べるのも偏食といえるでしょう。
