あなたには嫌いな物、食べられない物、ありませんか?
たいていの場合、いくつか苦手な食べ物があるでしょう。「好き嫌いなく何でも食べられる」という方でも、毎日の食事の質、量ともにバランスがとれていると自信をもっていえるでしょうか。
ごはんと魚、野菜が中心だった日本人の食事は、1960年代頃から欧米化。摂取するエネルギー量やたんぱく質、脂肪の面からは栄養状態はよくなったといえますが、その反面、ビタミンやミネラル、食物繊維などは不足するようになりました。そうした傾向はここにきて、ますます強くなっています。
カロリーや脂肪のとり過ぎにつながりやすい欧米型の食事に加え、同じくカロリーが高く、塩分も多くなりがちな調理済み食品に頼ってしまったり、外食の機会が増えていることも、栄養過多、偏食に拍車をかけています。
朝食は抜きで、昼食は軽いもので簡単にすませ、夕食をたっぷりとるというように、1日の食事量の配分が偏っている食べ方、同じ調理法のものばかりで食べるのも偏食といえるでしょう。
![年代別1日の野菜摂取量 総数…277.5g(緑黄色野菜183.3g/その他の野菜94.2g) 20〜29歳…249.3g(緑黄色野菜170.2g/その他の野菜79.1g) 30〜39歳…255.5g(緑黄色野菜169.2g/その他の野菜86.3g) 40〜49歳…276.2g(緑黄色野菜188.3g/その他の野菜87.9g) 50〜59歳…311.6g(緑黄色野菜209.4g/その他の野菜102.2g) 60〜69歳…339.3g(緑黄色野菜215.4g/その他の野菜123.9g) 70歳以上…302.3g(緑黄色野菜193.1g/その他の野菜109.2g) 出典:厚生労働省「国民健康・栄養調査」(2003年) 1日に350g以上必要なんだって!](/images/freepage/kisetukenko/01/01_01.jpg)