
残暑が厳しいこの季節、ついつい冷たい飲食物を過剰に摂取してしまう場合があります。
爽快感が得られ、体を冷やしてくれるものの、「内臓冷え(節電反動冷え)」として自覚症状がないまま、内臓の機能が低下する弊害が発生することがあります。
老若男女を問わず、冷たいものが内臓を直接冷やすと血行や代謝が悪くなったり、代謝の低下により自己治癒力が損なわれたりします。
また、肩こり・片頭痛・不眠・食欲不振などの症状が出て、免疫機能が低下することもあります。腸が冷えると消化酵素の働きが衰え、ガスがたまったり、便秘や下痢の原因にも
。腸には細菌から体を守るリンパ球が多く存在し、冷えが機能を低下させることで抵抗力や免疫力が低下。
過剰な免疫反応でアレルギーを引き起こしたり、風邪や感染症に弱い身体にもなってしまいがちです。
「内臓冷え」は夏バテの大きな要因にもなります。夏バテというと真夏にかかるものと思われがちですが、実際は8月の終わりごろから9月にかけて、残暑の時期にかかる人が多いのでまだまだ注意が必要です。