季節の健康ドクターズアドバイス 自覚のない『冷え』は危険信号! 全国冷え症研究所所長 山口勝利先生 理学博士、冷え症博士。「冷え症」をあらゆる角度から研究し、独自の治療法を考案。「冷え症」の第一人者として、雑誌や講演、テレビなどで活躍。研究所では年間6000人以上の診断、治療を行っている。

習慣的に冷たいジュースやビールばかり摂っているからだは、「冷え」ている可能性大!
冷えがたまると、からだがだるい、目覚めが悪い、太りやすい、などのトラブルが起こりがち。特に自覚がない人ほど、そのまま冷えを放置してしまい、ますますからだの代謝が低下するという悪循環に陥ることも。毎日の生活の中で、ちょっとした代謝アップの習慣を身につけて、寒い秋冬も快適にすごしましょう。

生姜入りの味噌汁が効果大

イメージ  からだの代謝を高めてくれる「生姜」は、冷えのケアには欠かせ
ない食材。生の生姜をすりおろすのが一番ですが、忙しい場合は
チューブ入りの生姜でも効果的です。
紅茶に入れたり、生姜入りのドリンクなどを積極的に摂取しましょう。
また、いつもの味噌汁におろし生姜を入れるだけで、からだが
ポカポカをあたたまります。
冷たいビールなどを飲みすぎた夜には、生姜味噌汁で冷えをリセット
しておきましょう。

汗をたっぷりかく半身浴がおすすめ

 特に男性は長湯を好まない方もいますが、からだをしっかりあたためるには、お湯に20分間以上つかって、たっぷり汗をかくのがポイント。心臓に負担をかけすぎないよう、胸の下くらいまでにお湯を張った「半身浴」がおすすめです。水温が熱すぎるとのぼせてしまうので、心地よいと感じるくらいの温度のお湯で行いましょう。

歩くときは大またを意識して

 できれば週に1〜2回、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れるのが効果的です。もし、まとまった時間がとれなくても、日常生活の中で「大またで歩く」ことを意識するだけで、筋肉を使いやすく代謝があがりやすくなります。

こころの健康 こころを癒す「本当の休み」がとれていますか? 旅行に出かけたら、どっと疲れがでた…そんな経験はありませんか?疲れがたまっているときは、こころをリフレッシュさせる休みをとりましょう。 精神科医 メディカル&ライフサポートコーチ 研究会代表 奥田弘美先生 わかりやすく実践的な心のケア法を執筆や講演にて提案。近著は「心を元気にする処方せん」(保健同人社)、「自分の体をお世話しよう〜子供と育てるセルフケアの心〜」(ぎょうせい)など

旅行に出かけたら、どっと疲れがでた・・・そんな経験はありませんか?
疲れがたまっているときは、こころをリフレッシュさせる休みをとりましょう。

【こんな休み方がおすすめ!】 ・日当たりのいい部屋や近くの公園でひなたぼっこ ・河原や海などの水辺をゆっくり歩く ・携帯電話やパソコンの電源を切って、「コミュニケーションオフ」の日を作る ・図書館へ行く ・マッサージやサウナへ行く ・ゆったり時間をかけて入浴する 毎日忙しく働いて、ようやくお休みがとれた!そんなとき、どこへ出かけますか?私たちは、ついつい休日に合わせて「旅行」や「行事」などのイベントを組んでしまいがち。
ですが、そのような休み方ではこころの休息にならないことがほとんど。たまには、自分をリラックスさせる「本当の休み」をとってみませんか?
休日だからと張り切って「お出かけ」するのもいいですが、たまにはふらりとしたお休みをとって、気持ちをリフレッシュさせることが大切です。ただ、疲れているからといって昼すぎまで寝てしまうと、逆にからだの疲れがとれない場合がありますので、睡眠のとりすぎには注意してくださいね。

からだの健康 「ウォーキング」を上手に楽しむコツ 正しいシューズの選び方や歩き方を知っておくだけで、登山やウォーキングがグンと楽になります。 メンタルケアスペシャリスト パーソナルトレーナー 峯岸道子さん ヨガスタジオ「Body&Mind Yoga」を主催する、人気のヨガ指導者。エクササイズとして効果的なスタイルのヨガも開発し指導と普及に努めている。

足指が自由に動くゆとりがある 土踏まずがぴったりフィットする 歩幅を小さく、ゆっくりと! 秋風が心地よい季節。ウォーキングや登山などの運動をはじめた方も多いのではないでしょうか。
代謝を高めるためにも、適度な運動は大切です。ただし、無理な歩き方をしてしまうと、逆にからだに負担をかけてしまうことも。正しい歩き方を知って、上手にウォーキングを楽しみましょう。

土踏まずにフィットするシューズを選ぶ
歩くときに大切な役割を果たしているのは、足裏にあるアーチ状の土踏まず。足をおろすと体重を吸収し、足が上がるとバネのように戻る、クッションのような役割をしています。ウォーキングの際には、中敷きがぴったり土踏まずにフィットして、5本の足指が自由に動くシューズを選びましょう。
登山は下りるときこそ慎重に!
登山やハイキングの際、注意するべきなのは上りより下りの道。下りの坂道は楽だと思いがちですが、体重の5倍以上もの負荷が足やひざの関節にかかっています。勢いで足に体重をかけないように、歩幅を小さく、膝を軽くまげながら下りるようにするのがポイントです。