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クレアージュ エイジングケアクリニック
総院長
浜中聡子(はまなか さとこ)
北里大学医学部卒。医学博士。国際アンチエイジング医学会専門医、米国抗加齢医学会専門医、米国先端医療学会専門医などの資格を取得。女性の頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・育毛・白髪など)や更年期・女性ホルモンといった悩みを専門分野として治療を手掛けている。女性の髪や更年期に関する著書をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌などメディアにも多数出演。
白髪や薄毛、脱毛など、加齢による髪の変化で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。歳のせいだとあきらめずに今からできる対処法を、頭髪治療が専門の浜中聡子先生に伺いました。
一般に髪は40代ごろから変化が目立ち始めます。白髪で悩むのは女性が多い一方で、薄毛や脱毛は男女どちらにも共通する悩みです。いつまでも美しい髪でいるためには、発毛の仕組みを知って、正しく対処することが必要になります。
そもそも髪には寿命があり、毛穴から生えた毛髪は徐々に成長した後自然に抜け、また同じ毛穴から新しい毛髪が生えてきます。これを「ヘアサイクル」と言いますが、年齢とともにこのヘアサイクルが乱れるため、薄毛や脱毛になる人が増えるのです。
正常なヘアサイクルに比べて、男性の薄毛は「成長期」が短くなるため、毛髪が十分成長せず細いまま抜け落ちてしまいます。一方、女性は毛髪を作る準備期間である「休止期」が長くなることで、頭髪全体の密度が低くなります。
原因として、男性の場合は男性ホルモンや遺伝との関連がわかっています。また、男女ともに、生活習慣の乱れが背景にあることも少なくありません。例えば食が細くなることによるたんぱく質やミネラルの不足、睡眠の質の低下、運動不足などは頭皮や髪の状態に大きな影響を及ぼします。バランスの整った食事と質の良い睡眠、適度な運動を心がけることで、髪のボリュームや質は徐々に変わっていきます。
「ワカメを食べると髪が増える」という俗説がありますが、それではダメ。たんぱく質をはじめ栄養バランスの整った食事と質の良い睡眠、そして適度な運動で全身の血流を促し、体の隅々まで栄養を巡らせることが大切です。
また、抜け毛が怖くてシャンプーの回数を減らす人や、逆に頭皮の清潔のために1日何回もシャンプーをする人がいますが、どちらも逆効果です。汚れはきちんと落としつつ、皮脂を取りすぎないことが健やかな毛髪を育みます。
現在では発毛効果が認められている外用薬や内服薬もあります。ただし、それも生活が改善されてこそ効果が期待できるもの。「体調不良だけど、髪だけフサフサでツヤツヤ」という人はいません。薄毛や脱毛の対策は、全身の健康を考えることから始めてみましょう。
しっかりと頭皮をぬらし、
湯洗いをする
髪と頭皮をしっかりとぬらし、お湯だけで頭皮を軽く洗います。お湯の温度は38度くらいがおすすめ。42度を超えると必要な皮脂や水分も流れてしまいます。
シャンプーを手のひらにとり、
泡立てる
髪に直接シャンプー剤をつけて泡立てると余計な摩擦が生じます。シャンプー剤のムラができるため、洗い残しや、逆に必要以上の洗浄力でうるおいまで落とす恐れもあります。
頭の後ろ側から
おでこに向かって洗う
こすらずに、地肌が動く程度の力でマッサージするように洗いましょう。頭皮を傷つけないよう、指の腹を頭皮に密着させて動かします。
毛の流れに
逆らうようにすすぐ
シャワーは下から上に向けて、髪の毛の流れに逆らうように流します。シャンプーの泡やトリートメントが頭皮に残らないよう、しっかりすすぎましょう。