対談 太陽化学株式会社 ニュートリション事業部 研究開発グループ 小関誠先生×伊藤園 中央研究所 研究二課 馬場吉武

質の良い睡眠とは?
テアニンとは?

「テアニン」の専門家・小関先生と伊藤園・馬場研究員。睡眠改善インストラクターのお二人に、睡眠の質について伺いました。

日本人の睡眠の質が低下している?

小関:日本人の睡眠の質が低下していることの背景には、やはり日本人の生活習慣が夜型になったことがありますね。そのために睡眠環境が変わってきたというのが、一番の原因ではないかと思っています。

馬場:私もそのとおりだと思います。ネットやスマホの利用など、夜でも活動的になっているため睡眠の質が下がっています。良い睡眠が取れないことは翌日の活動への影響も大きく、日々の健康の妨げになります。

小関:もちろん、十分な睡眠時間も必要ですけれども、やはり個人によって適切な睡眠時間の長さが違います。ですから、ぐっすり眠れているかとか、途中で起きてしまっていないかとか、睡眠の内容が良いかどうかが大事ですね。そういったことが睡眠の質と言われています。例えば、朝起きたときに熟眠感、つまり気持ちよく起きることができていれば、それは睡眠の質が良いと言えます。

馬場:脳波を測定すると、睡眠の質を客観的に見ることができますが、自分が目覚めたときに、よく寝られたとか、目覚めがすっきりしたとか、そうした本人の主観的な感覚も大切にして、自分の睡眠の質を省みたいものです。

小関:また、日本人は、寝だめをする、つまり平日の睡眠不足を土日で取り返そうという人も多いようです。土日で睡眠のサイクルが崩れると、結局、また1週間のサイクルが崩れてきてしまいます。健全な睡眠環境を保つというのは、確かに難しいところではありますね。

睡眠の質の状況 日中、眠気を感じたことが週3回以上ある人の割合 男性35%、女性39% 出典:平成27年国民健康・栄養調査

馬場:睡眠の質には、年齢も関係していますね。高齢になると、少し質が悪くなると。

小関:はい。年齢を重ねると、睡眠が深くなりにくくなります。浅い睡眠が続くので、途中で目覚める回数も増えると言われています。また、昼間の活動量が多い人ほど、夜の睡眠が良くなると言われます。特に高齢者は、昼寝をしていないつもりでも、昼間にうとうとしていることがある。基本的には、昼間は起きて、夜は眠るという生活習慣を維持するのが重要です。

馬場:昼寝も一概に悪いとばかりは言いきれませんね。うまく昼寝を取りましょうというところです。ただし、あまり長時間取ると良くないと言われていますね。

小関:10分から15分ぐらいが一番だと言われています。時間帯も問題で、夕方に昼寝をすると、夜の入眠が悪くなるんです。

馬場:早寝早起きが基本的には良いと言われますが、高齢になると、どうしても早く目が覚めてしまい、だんだん生活サイクルが前にずれていきます。日中の活動の中で、趣味をしたり、地域との関わりを持つなど、アクティブな生活を送っていただくと良い睡眠につながるのではないでしょうか。

小関:睡眠の質のための生活習慣としては、夜にカフェインが入ったものは摂らないとか、お酒を控えましょうとか、たばこも良くないので控えましょうと言われていますね。

馬場:お風呂もあまり高温のお湯に入ると、体が興奮して眠れなくなります。

小関:そうですね、「深部体温」が下がってくるときに入眠が良くなると言われています。お風呂で体の芯まで温まって、出た後に体温が下がってくると、眠くなってくるということです。ですから寝る1〜2時間前くらいにお風呂に入るといいでしょう。温度も熱過ぎず、ちょっとぬるいぐらいで長く体を温めるというのが、睡眠にはいいと言われています。

質の良い睡眠のために @NG行動 たばこ・お酒/たばこのニコチンは血中濃度が高いと鎮静作用がありますが、代謝されて血中濃度が低くなると、だんだんと覚醒してしまいます。アルコールも同様に中途覚醒の原因。 昼寝のしすぎ/昼寝はごく短い時間にとどめましょう。 寝だめ/生活リズムが崩れると、睡眠に悪影響。できるだけ規則正しく。 Aよい行動 軽い運動/30分〜1時間ほど、日中に運動しましょう。 適温のお風呂/熱すぎるお風呂は体が興奮。40度ぐらいでゆっくり。 寝る前にコップ一杯の水分/寝ている間には汗をかきます。水分補給を忘れずに。

テアニンとは?

小関:私たちが研究している「テアニン」は緑茶に含まれる成分です。緑茶にしか入っていないと言われるくらい、特殊なアミノ酸です。テアニンは、日光に当たると渋み成分のカテキンに変わる成分で、旨み成分として、緑茶の味に作用しているアミノ酸でもあります。
私は会社からのミッションで、リラックスできる成分を探している中で、静岡の大学教授による緑茶の成分テアニンについての論文に出会いました。そこでテアニンの可能性を実感し、研究を始めました。

小関先生に聞くテアニンとは? ・テアニンは主に緑茶などに含まれるアミノ酸。茶葉に一番多く含まれる旨み成分です。特に高級な緑茶には、たくさんテアニンが含まれます。しかし、日光によって渋み成分であるカテキンに変わります。 ・テアニンはたくさん摂取しても問題はありません。

馬場:テアニンの働きとして、起床時の「疲労回復」、言わばリフレッシュ感や「睡眠に対する満足感を得られた」などの研究結果が出ています。そこで質の良い睡眠のためにテアニンを摂る商品として、『健やかな眠りをサポートするむぎ茶』を開発しました。やはり、寝る前にお飲みいただくにはカフェインの入っていないむぎ茶が良いだろうと考えました。

小関:むぎ茶というのは、カフェインがなくて、しかも手軽に飲めますし、甘くもない。虫歯にもならないということで、良いと思います。また、寝る前は、コップ1杯程の水分補給も大切です。お休みまでのリラックスタイムにこの商品を摂っていただくのは良いと思います。

馬場:顆粒のスティックタイプにしたのは、持ち運びやすくするためです。例えば、バッグに忍ばせて、出先でも簡単に飲んでいただけますね。水やお湯さえあれば手軽に飲んでいただけるので、旅行や出張の際にもご利用いただきたいですね。

小関:まずは、睡眠の質が良くはないと自覚してもらうのが大切だと思います。その上で、こういった商品を摂っていただくことで、より睡眠の質を上げて、日々をいきいきと過ごしてもらいたいですね。

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