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お客様の声
歩くことは日常の中でできる一番の健康法。ところが、疲れやすい、ひざや腰に違和感を覚える……そんな理由で、歩く機会が減っていませんか。たとえ歩いていても、姿勢が悪ければ不調を引き起こす原因になりかねません。では、どんな姿勢で歩けばいいのでしょう?「ポスチャー(姿勢)ウォーキング」の考案者KIMIKO先生に教えていただきました。
ポスチャースタイリスト®
KIMIKO先生
1961年岡山県生まれ。一般社団法人POSTURE WALKING協会代表理事、日本ウォーキング学会会員、順天堂大学非常勤講師。産後の体型の崩れを克服するためにウォーキングを学び、研究を重ねるうち、自ら劇的な体と心の変化を体験。独自のメソッドとして「ポスチャー(姿勢)ウォーキング」を考案し、レッスンを行うほか指導者育成やメディア出演、商品開発など、幅広く国内外で活動している。
ポスチャーウォーキングとは?
エクササイズとストレッチをしながら移動!
体幹が整い、健康的な体になる歩き方です。
「ポスチャーウォーキング」のポスチャーは英語で「姿勢」のこと。その名のとおり、正しく美しい姿勢を維持しながら歩くことで、効果を生み出すウォーキングです。一般的なウォーキングとの違いは、より負荷のかかる歩き方で体幹が鍛えられること。つまり、エクササイズとストレッチをしながら移動しているようなもので、ウォーキング以上の効果が期待できると言われています。
では、どのような姿勢で歩くのかというと、後頭部、肩甲骨、おしり、かかとが一直線になるように体の後ろ側をまっすぐにして立ち、その姿勢を維持しながら歩きます。すると、自然と体幹が鍛えられ、体を支えやすくなるので、ひざや脚への負担が軽くなります。さらに、正しい姿勢で歩くことで、腰への負担も軽減されるのです。
また、歩き方にも特徴があります。それは、歩くときに、自分自身の体重を利用して脚の筋肉に力を入れ、地面を蹴った反動で前に押し出されるように前進することです。普通の歩き方よりもエネルギーを使うので、体が引き締まるだけでなく、脚の大きな筋肉を使うことで血流やリンパの流れが良くなり、むくみや冷えの改善にもつながります。
足を前に出そうとして前傾姿勢になると、首や肩も前に出て猫背に。また、内股で歩くとおしりも下がってしまいます。後頭部からかかとまで一直線になるイメージで、体の後ろ側をまっすぐに。足はやや外に向けて歩くとおしりがキュッと上がります。
日常生活の中で、家でも外でも歩かない日はありません。いつでもどこでも、歩くときにポスチャーウォーキングを行えば、健康維持に役立つばかりか、良い姿勢で歩くことで若々しく見えるようになります。これまで20万人以上の方に教えてきましたが、実際に痩せてスタイルが良くなった方は大勢いらっしゃいます。
体がラクになり歩くことが楽しくなると、もっと歩きたくなってきます。ポスチャーウォーキングを身につけて、一生、自分の足で歩ける体を手に入れましょう。
ポスチャーウォーキングに挑戦!
ポスチャーウォーキングの特徴は、体の後ろ側をまっすぐに保ちながら、
腕は肩甲骨から後ろに大きく引いて、ひざを伸ばすこと。
これらを意識しながら歩くだけで、自然と体幹が鍛えられ、
ひざや腰への負担も軽くなります。日常生活に取り入れてみましょう!
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足を前に着地する際は、ひざを伸ばしておきます。後ろの足のかかとを上げるときもひざを伸ばします。
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足を前に出すときは、着地するギリギリまで、体の重心を後ろ足に置いたままにします。腕は肩甲骨から動かすことを意識して、いつもより大きく後ろに引きましょう。
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着地した足のひざを伸ばしたまま、体重をのせきってから、後ろの足を前に運びます。
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前の足が着地すると同時に、後ろの足のつま先で地面を蹴って体を前に押し出します。蹴った力をおしりの筋肉にかけるようにしましょう。
足はやや外側に向けて歩く
ポスチャーウォーキングは負荷をかけるために、足をやや外側に向けて歩きます。両足のかかとをつけて、つま先は握りこぶし1つ分開きましょう。この角度で歩くとヒップアップになるほか、脚の内側の筋肉が鍛えられて脚も引き締まります。
肩甲骨と足指の柔軟性が大切!
自分の足で歩く体づくりには、上半身の動きに影響する肩甲骨と、
下半身のバランスを保つ足指が大切。
やわらかくしなやかに動くことでウォーキングの効果も高まります。
簡単なストレッチで柔軟性を維持しましょう!
次に、手ぬぐいを巻きつけるように手首を背骨側に回します。
手ぬぐいを握ったまま手首を内側に回します。
両手を後ろに回し、手のひらを正面に向けて手ぬぐいを握ります。
注意
難しい場合は、手ぬぐいを持つ手の間隔を狭めるとやりやすくなります。痛みを感じないよう、加減しながら行いましょう。
肩甲骨がギュッと寄ったところで10秒キープ!
足の指を思いっきり開きましょう。開きにくい人は、足指の筋肉が弱い状態なので、ぜひ続けてください。
親指を上に、残り4本の指を下に向けます。最初はできなくても、繰り返し行うことで動きやすくなります。
足の指5本すべて、ギュッと力いっぱい曲げましょう。足裏の筋肉を鍛える効果もあります。
準備も道具も不要。
ウォーキングはすぐに始められる健康法です。
私たちは毎日の生活で歩いているのですから、歩くことに特別な準備も道具も必要ありません。姿勢を保ちながら歩く。この繰り返しが大切です。人の体は使わないと衰えていきます。しっかりと歩いて、歩ける体を維持していきましょう。