伊藤園「健康体」夏季休暇のお知らせ
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暑さ厳しい夏は、冷たいお茶が飲みたくなります。ペットボトルのお茶も手軽でいいけれど、茶葉を使って冷たいお茶をおいしくいれてみませんか。伊藤園のお茶の専門家、ティーテイスターがお教えします!
伊藤園 通信販売部 ティーテイスター2級
堀 貴浩
ティーテイスターとは?
伊藤園社員がお茶に関する高い知識と技能を持ち、啓発活動が行えるよう実施している社内資格。厚生労働省にも認定されています。
冷たいお茶のいれ方には、温かいお茶を氷の入ったグラスに注ぐ「オンザロック」と、水と氷、あるいは水だけで浸出する「水出し」があります。どちらもおいしいのですが、お湯と水では味が変わります。
お茶の成分である、渋みのカテキンは80℃以上のお湯で溶け出しやすいので、オンザロックは渋みのきいた味に。旨みのアミノ酸は水でも溶け出しやすいため、水出しは旨みを強く感じられます。一方、香りは高温のほうがよく出ます。
ぜひ、飲み比べてみてください。
※カテキン、カフェイン、アミノ酸の合計を100 とした場合のそれぞれの割合。茶葉によって割合は多少変わりますが、お湯の場合はカテキンが多くなり、水の場合はアミノ酸が多くなります(伊藤園 中央研究所調べ)。
茶葉はティースプーン3杯分
(約6g)
茶葉の量を温かいお茶の1.5倍にします。2人分でティースプーン3杯が目安です。
急須に
氷を入れる
茶葉を入れた急須の中に、氷を2〜3個入れます。
約5℃の水
200ml
急須に水を注ぎ、冷たい氷水でじっくり浸出します。
約3分待って
注ぐ
旨みの成分が出るまで約3分待ち、グラスに少しずつ均等に注ぎます。
グラスに
氷を入れる
氷をグラスの半量よりやや多めに入れます。
茶葉はティースプーン2杯分
(約4g)
茶葉の量は温かいお茶と同様、2人分でティースプーン2杯が目安です。
約90℃のお湯
100ml
氷が溶けてお茶が薄まるため、少なめの熱いお湯で濃いお茶をつくります。
約30秒待って
注ぐ
氷を入れたグラスに、濃さがそろうよう少しずつ均等に注ぎます。
お茶のいれ方で大切なのは、茶葉の量、湯・水の量、湯・水の温度、浸出時間の4つ。オンザロックは氷が溶ける分、高温で湯量が少ない濃いめのお茶にします。水出しは茶葉の量を1・5倍にし、浸出時間を長くすることでおいしくできます。今回は煎茶を例にしていますが、お茶の種類でいれ方が変わるので、いろいろと試してみてください。
お茶の味は注ぎ方でも変わります。2杯以上に注ぐときは、すべてのグラスが均等な濃さになるよう、少しずつ往復しながら「回し注ぎ」をします。
注ぎ終わる頃には急須の注ぎ口を真下に向けて、最後の1滴まで注ぎ切るようにしましょう。この最後の1滴には、味と香りが凝縮されており、「ゴールデンドロップ」と呼ばれるほど価値があります。
また、急須に水分が残っていると茶葉の浸出が進んで渋みや苦みが溶け出すので、2煎目を飲む場合も注ぎ切ることが大切です。
均等な濃さになるように少しずつ注ぎ分けると、最初は色が薄くても最後には鮮やかなグリーンになります。
この夏、冷茶を飲むときは、オンザロックや水出しなど、いろいろ試して、それぞれの味を楽しんでみてください。