胃腸の状態がいまひとつ快調でないときは、さまざまな黄色信号が点滅します。胃がむかつく、もたれた感じがする、胸やけがひどい、腹部が張った感じがする、便がゆるいといった自覚症状が現れます。
こんなときこそ、生活態度を改める、食べ物に気をつけるなど改善点を見つけて、健康な胃腸をキープするために努力したいものです。
まず、規則正しく食事をして、胃を空っぽな状態にしないことが大切です。長時間の空腹は、胃酸が必要以上に分泌され、胃を荒れさせてしまうからです。
そして食べるときは、しっかり噛んでゆっくり食事を摂り、胃の消化をアシストしましょう。辛いもの、冷たいものなど、刺激の強い食べ物は要注意です。また、消化機能が低下しているときは、脂肪分の多いものは消化しきれないので、避けるほうが無難です。暴飲暴食ももちろん避けましょう。
胃腸にとって大敵は、ストレスです。胃の働きは自律神経によって機能していますが、精神的なストレスはこの自律神経に影響を与え、胃炎を引き起こしかねません。日頃から睡眠をたっぷりとって、ストレスを解消することが、胃腸を快調に保つポイントといえるでしょう。
ストレスを解消し、胃腸の働きを活発にするには、軽い運動が適しています。たとえば背筋を伸ばし、ウォーキングをするなど毎日の生活の中に運動をとり入れてみてはいかがでしょうか。