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毎日快調胃腸を健やかに

Vol5毎日快調胃腸を健やかに!

食生活の変化やストレス 胃腸にとって辛い時代に
食生活の欧米化で 胃腸の負担が大きくなった

図表 あなたは魚料理中心の和食と、肉料理中心の洋食、どちらが好きですか? 
 政府が今年5月に発表した「水産白書」によると、1995年から2004年までの1人1日当たりの魚介類の摂取量は、すべての年齢階級で減少していて、とくに若年層でその傾向が目立つそうです。それに対して、肉の摂取量はほぼ横ばいです。
 私たち日本人は長い間、米を主食に、野菜や魚を副菜にするという食生活を送ってきました。ところが戦後数十年の間に、日本人の食生活は脂分の多い肉食が増え、ファーストフードが定番化するなど、すっかり「欧米化」し、洋食中心になっています。
 こうした急激な食の欧米化に加え、競争社会で生きる現代人特有のストレス。これらの状況が胃腸に必要以上の負担を与えていることは、皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか。まずは胃腸の働きをよく理解したうえで、ストレスの解消などを考えることが大切です。

胃腸の基本的な役割は
食べ物の消化、吸収、排泄

 それでは、胃腸はいったいどんな働きをする器官なのでしょうか。胃腸は胃、小腸、大腸の3つからできていて、生命を維持するために必要な栄養素を消化・吸収する大事な役割を持っています。
 胃は、食べ物が入ってくると収縮を繰り返し、胃壁から胃液を分泌します。食べ物は胃液と混ざりあって細かく砕かれ、お粥のような状態になります。
 続く小腸は十二指腸、空腸、回腸に分けられます。胃でお粥のようになった食べ物は、胃酸によって酸性の状態になったまま十二指腸に送られます。
 十二指腸では膵液と胆汁とによって中和され、より消化・吸収しやすい状態に分解されたうえで、空腸と回腸で栄養素が吸収されます。 
 小腸で栄養素が吸収された食べ物は、大腸に送られ、やがて便となって体外に排出されます。こうして、私たちの生命は胃腸の働きにより維持されていくのです。
 快便は健康のバロメーターといいますが、その働きを理解すると、胃腸がいかに人間にとって重要な器官であるかが分かります。

規則正しい生活を心がけ 健康的な胃腸をキープ
SOSのサインを見逃さず 早めに胃腸のお手入れを

図表  胃腸の状態がいまひとつ快調でないときは、さまざまな黄色信号が点滅します。胃がむかつく、もたれた感じがする、胸やけがひどい、腹部が張った感じがする、便がゆるいといった自覚症状が現れます。
 こんなときこそ、生活態度を改める、食べ物に気をつけるなど改善点を見つけて、健康な胃腸をキープするために努力したいものです。
 まず、規則正しく食事をして、胃を空っぽな状態にしないことが大切です。長時間の空腹は、胃酸が必要以上に分泌され、胃を荒れさせてしまうからです。
 そして食べるときは、しっかり噛んでゆっくり食事を摂り、胃の消化をアシストしましょう。辛いもの、冷たいものなど、刺激の強い食べ物は要注意です。また、消化機能が低下しているときは、脂肪分の多いものは消化しきれないので、避けるほうが無難です。暴飲暴食ももちろん避けましょう。
 胃腸にとって大敵は、ストレスです。胃の働きは自律神経によって機能していますが、精神的なストレスはこの自律神経に影響を与え、胃炎を引き起こしかねません。日頃から睡眠をたっぷりとって、ストレスを解消することが、胃腸を快調に保つポイントといえるでしょう。
 ストレスを解消し、胃腸の働きを活発にするには、軽い運動が適しています。たとえば背筋を伸ばし、ウォーキングをするなど毎日の生活の中に運動をとり入れてみてはいかがでしょうか。


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