
帰宅して靴を脱ごうとしたら、靴がスムーズに脱げなかったり、足に靴下のゴムの跡が付いていたという経験はありませんか。それらは、足がむくんでいる証拠です。
二本足で立って歩く人間は、重力の関係でもともと体の下方に水分がたまりやすくなっています。長時間の立ち仕事やデスクワークなどで同じ姿勢を続けていると、血液の循環が悪くなり、これがむくみの原因となります。さらに女性の場合はハイヒールやサンダルなどで足を疲れさせるため、足の筋肉が固くなって血液循環を促すポンプ作用が弱ってしまうのです。
むくみを解消するためには、「アキレス腱を伸ばす」「ふくらはぎの筋肉を動かす」「足裏を刺激する」などが効果的。足をクッションの上に乗せるなど高くして休息するのもよいでしょう。
自宅で手軽に実践できる疲れとむくみの解消法は、「足首を曲げ伸ばしする、回す」などしてよく動かすこと。「お風呂で温まった後に冷水をかける」「床に置いたタオルを足の指でたぐりよせる」なども効果的です。
足の健康にとっていちばん大切なことは、裸足になって足を解放し、足裏を刺激すること。ときにはプロのマッサージを受けて、いたわってあげるのもよい心がけといえるでしょう。