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脳力を鍛えていきいき暮らそう

Vol7脳力を鍛えていきいき暮らそう

脳はしっかり使ってゆっくり休めることが大事
便利になった社会環境が人間の脳にはマイナスに!?

図表  新年のあいさつを年賀状ではなくメールで送ることが一般的となった昨今、以前に比べると字を書く機会が激減しています。たまに字を書こうとすると、漢字を思い出せないこともしばしばです。
 パソコンなど便利な機器が普及すればするほど、私たちは頭を使わずにすみ、「脳の能力」すなわち”脳力“が衰えていってしまいます。最近は若い世代にも、もの忘れが増えているとの指摘もあります。

年齢とは関係なく
脳は鍛えた分だけ活性化

 脳の細胞は20歳頃をピークに、その後減少していくといわれています。しかし、脳全体の細胞の数からすれば、その数はほんのわずか。「年だから」とあきらめるには早過ぎます。それに、脳は鍛えれば、年齢に関係なく活性化することが分かっています。例えば、何万もの通り名を覚えているロンドンのタクシー運転手は同年齢の人に比べて空間の記憶に関係する海馬という部分が広かったという調査もあります。
 脳を鍛えるといっても、使うばかりでは脳は疲労困憊になり、働きが鈍ってしまいます。
 脳を使ったら、しっかりと休ませることも大事です。それには睡眠がいちばん。最近の研究では、眠っている間、脳は蓄積された記憶を整理しているのではないかといわれています。また、目をつぶってリラックスするだけでもかなり効果的です。
 では、具体的に脳はどのように鍛えればよいのでしょうか。

普段の生活から脳を鍛える習慣を身に付けよう
まずは脳を知って鍛える部分を見極めよう

図表  脳は大きく大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。そのうち最も大きいものが大脳で、脳の80%を占めるといわれています。
 大脳はさらに前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に分けられます。これらのうち、最も総合的な役目を担っているのが前頭葉です。目や耳から入ってきた情報は最終的に前頭葉に集め処理され、ここで思考や行動としてアウトプットされます。ですから、前頭葉はいわば脳の指令塔のようなもの。ここを鍛えれば、それに伴ってほかの脳の部位もおのずと鍛えられていきます。
 前頭葉を鍛えるには、運動をしたり、よく噛んで食べたり、本を読んだり、手や指を使ったりするのがおすすめです。中でも料理は献立を考えたり、買い物に行って金額を計算したり、複数のおかずを同時進行で調理したりと、前頭葉を刺激させるにはもってこい。できあがった料理を家族や友人たちと一緒に楽しめば会話も増え、前頭葉をさらに刺激します。

手軽なトレーニングを
取り入れ若々しい脳を維持

 こうした脳にとってよい生活習慣だけでなく、脳を鍛えるトレーニングを毎日短時間でも取り入れてみてはいかがでしょうか(左図参照)。楽しみながら行うのがポイントです。
 常に好奇心を持って趣味や旅行などさまざまな活動をすることは脳を元気にさせるだけでなく、人生の豊かさにつながります。逆にいえば、脳が元気であれば、新しい発見や感動を求めて積極的な生活を送れるようになるということ。
 脳を鍛えて人生をおおいにエンジョイしましょう。それって、ステキな歳のとり方だと思いませんか。


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