脳は大きく大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。そのうち最も大きいものが大脳で、脳の80%を占めるといわれています。
大脳はさらに前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に分けられます。これらのうち、最も総合的な役目を担っているのが前頭葉です。目や耳から入ってきた情報は最終的に前頭葉に集め処理され、ここで思考や行動としてアウトプットされます。ですから、前頭葉はいわば脳の指令塔のようなもの。ここを鍛えれば、それに伴ってほかの脳の部位もおのずと鍛えられていきます。
前頭葉を鍛えるには、運動をしたり、よく噛んで食べたり、本を読んだり、手や指を使ったりするのがおすすめです。中でも料理は献立を考えたり、買い物に行って金額を計算したり、複数のおかずを同時進行で調理したりと、前頭葉を刺激させるにはもってこい。できあがった料理を家族や友人たちと一緒に楽しめば会話も増え、前頭葉をさらに刺激します。