
腰への負担は、寝ているとき、立っているとき、正座しているとき、イスに座っているとき、あぐらをかいているとき、と順に重くなります。腰痛は無理な姿勢やちょっとした動作でも起こりやすいので、予防と緩和に役立つ動きを覚えましょう。
まず姿勢ですが、耳・肩・足の付け根・ひざ頭・くるぶしが横から見たときに一直線になるのが理想です。背筋を伸ばし、お腹を引き締め、余分な力を抜いて立ちます。
イスに座る場合は、背筋を伸ばして深く腰掛け、ひざが90度に曲がる高さがベスト。正座は腰への負担は少ないのですが、ひざに負担がかかるので要注意。仰向けで寝るときは、ひざ下に座布団を入れてひざを曲げると腰への負担が軽くなります。
最も危険な姿勢は、中腰で掃除機をかけるときやものを拾うとき。腰を曲げないよう、特に注意しましょう。
また、ストレスが腰痛の原因となることが最近わかってきました。趣味や適度な運動によるストレス解消も予防に役立ちます。